「インターフェースの追加」ドロップダウン メニューから「VPN トンネル インターフェース」を選択して、番号付けされたトンネル インターフェースを作成できます。VPN トンネル インターフェースは、インターフェース 設定テーブルに追加されると、RIP、OSPF、 BGP などの動的ルーティングに使用できるようになります。また、静的ルート ベース VPN の設定において、静的ルート ポリシーのインターフェースとして使用できるようになります。
VPN トンネル インターフェース (TI) は標準インターフェースと同じように設定して、装置管理や HTTP/HTTPS/Ping/SSH によるユーザ ログインを有効にすることができます。また、マルチキャスト、フロー報告、非対称ルーティング、断片化パケットの処理、DF (Don't Fragment: 断片化を行わない) ビットも設定できます。
同じ VPN ポリシーと番号付けされたトンネル インターフェースをリモート ゲートウェイにも設定する必要があります。これらの番号付けされたトンネル インターフェース (ローカル ゲートウェイとリモート ゲートウェイ) に割り当てる IP アドレスは同じサブネットにある必要があります。
「VPN トンネル インターフェースの配備」は、VPN トンネル インターフェースを配備する方法を示しています。
TI をインターフェースとして設定できる機能 | TI を使用できないインターフェース |
---|---|
静的ルート | 静的 ARP 登録インターフェース |
NAT | HA インターフェース |
ACL (仮想アクセス ポイント アクセス制御リスト) | WLB (WAN 負荷分散) インターフェース |
静的 NDP (近隣者検出プロトコル) 登録インターフェース | |
OSPF | OSPFv3/RIPnG: 現在は IPv6 の高度なルーティングでサポートされていない |
RIP | MAC_IP アンチスプーフ インターフェース |
BGP | DHCP サーバ インターフェース |
すべてのプラットフォームで、サポートされる VPN トンネル インターフェース (番号付けされるトンネル インターフェース) の最大数は 64 です。番号付けされないトンネル インターフェースの最大数はプラットフォームによって異なり、各プラットフォームでサポートされる VPN ポリシーの最大数と一致します。
VPN トンネル インターフェースを設定するには、以下の手順を実行します。
「インターフェース設定」テーブルの下の「インターフェースの追加」で、「VPN トンネル インターフェース」を選択します。「トンネル インターフェースの追加」ダイアログが表示されます。
ゾーンは VPN として定義されており、変更できません。
0.0.0.0
ですが、明示的な IP アドレスを入力する必要があります。そうしないとエラー メッセージが表示されます。255.255.255.0
です。「詳細」を選択します。
このインターフェースで断片化パケットの処理を有効にするには、「断片化パケットの処理を有効にする」を選択します。このオプションがオフの場合、断片化パケットは破棄され、VPN ログ レポートにログ メッセージ「Fragmented IPsec packet dropped」 (断片化された IPSec パケットが破棄された) が表示されます。
このオプションをオンにすると、「DF (断片化を行わない) ビットを無視する」オプションが使用できるようになります。