SonicOS 7 システム --- TZ シリーズ用

ハードウェア障害に備えた L2 バイパスの設定

L2 バイパスを使用すると、インターフェースが LAN バイパス機能を持つ別のインターフェースにブリッジされる際に、装置の物理的バイパスを行うことができます。これにより、回復不能なファイアウォールの障害が発生した場合も、ネットワーク トラフィックが流れ続けることができます。

L2 バイパス リレーが閉じられると、バイパスされたインターフェース (X0 および X1) に接続されたネットワーク ケーブルは、単一の連続的なネットワーク ケーブルのように物理的に接続されます。「異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションを有効にすると、異常時にファイアウォールをバイパスすることにより、ネットワーク トラフィックの中断を回避できます。

L2 バイパスは、レイヤ 2 ブリッジ モードのインターフェースにのみ設定できます。「異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションは、「モード / IP 割り当て」で「レイヤ 2 ブリッジ モード」を選択した場合のみ表示されます。ブリッジペアの 2 つのインターフェースの間に物理的なバイパス リレーがないかぎり、このオプションは表示されません。

異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションを有効にすると、他の「レイヤ 2 ブリッジ モード」オプションも自動的に次のように設定されます。

  • すべての非 IPv4 トラフィックを遮断する - 無効。このオプションが有効の場合、すべての非 IPv4 イーサネット フレームが遮断されます。そのため、このオプションは無効になります。
  • このブリッジ ペアにトラフィックをルーティングしない - 有効。このオプションが有効の場合、ブリッジ ペアのピア ネットワーク以外に向けてパケットがルーティングされるのを防ぎます。そのため、このオプションは有効になります。
  • このブリッジ ペアのトラフィックのみスニフする - 無効。このオプションが有効の場合、ブリッジ ペアのインターフェースで受信したトラフィックは一切転送されません。そのため、このオプションは無効になります。
  • このブリッジ ペアでステートフル インスペクションを無効にする - 変更しない。このオプションは影響を受けません。

L2 バイパスを設定するには、以下の手順に従います。

  1. ネットワーク | システム > インターフェース」に移動します。
  2. 設定するインターフェースの「設定」列にある編集アイコンを選択します。「インターフェースの編集」ダイアログが表示されます。
  3. 異常時の物理的なバイパスを保証する」を選択します。

    異常時の物理的なバイパスを保証する」オプションは、NSA-6600 以降の装置で X0 および X1 インターフェースをブリッジしている場合にのみ利用可能です。

  4. OK」を選択します。

Was This Article Helpful?

Help us to improve our support portal

Techdocs Article Helpful form

  • Hidden
  • Hidden

Techdocs Article NOT Helpful form

  • Still can't find what you're looking for? Try our knowledge base or ask our community for more help.
  • Hidden
  • Hidden