アクセス ルールを作成すると、同じファイアウォールに関して、あるゾーンの管理 IP アドレスに対する別のゾーンからのアクセスを許可することができます。例えば、LAN 側からの WAN IP アドレスへの Ping や HTTP/HTTPS 管理を許可することができます。そのためには、アクセス ルールを作成して、ゾーン間でそのサービスを許可し、送信先として 1 つまたは複数の明示的な管理 IP アドレスを指定する必要があります。あるいは、送信先として 1 つまたは複数の管理アドレス (WAN プライマリ IP、すべての WAN IP、すべての X1 管理 IP など) が含まれるアドレス グループを指定することもできます。このタイプのルールは、ゾーン間での HTTP 管理、HTTPS 管理、SSH 管理、Ping、および SNMP のサービスを可能にするものです。
アクセス ルールはゾーン間管理についてのみ設定できます。ゾーン内管理はインターフェース設定によりインターフェース単位で制御されます。
LAN ゾーンからの WAN プライマリ IP へのアクセスを許可するルールを作成するには、以下の手順に従います。
「サービス」メニューから次のサービスのいずれかを選択します。
「送信先」メニューから 1 つまたは複数の明示的な WAN IP アドレスが含まれるアドレス グループまたはアドレス オブジェクトを選択します。
WAN プライマリ サブネットなどのサブネットを表すアドレス グループやアドレス オブジェクトは選択しないでください。それでは、WAN 管理 IP アドレスへのアクセスではなく、既定で許可されているWAN サブネットの機器へのアクセスを許可することになります。
「包含ユーザ」メニューからアクセスを許可するユーザまたはグループを選択します。
「スケジュール」メニューからスケジュール時刻を選択します。
「コメント」フィールドに任意のコメントを入力します。