SonicOS 7 ルールとポリシー --- TZ シリーズ用
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PBR のメトリックベースの優先順位
SonicOS は、ポリシーベース ルーティング (PBR) でルート ポリシーに割り当てられるメトリックによる重み付けコストをサポートしています。これにより、ルートの優先順位付けにおいて既定で使用されるルート限定度よりも設定されたメトリックを優先させることができます。メトリックは 0 から 255 までの値をとります。メトリックは低い値のほうが適切と見なされ、高い値よりも優先されます。
PBR ルートの一般的な優先順位 (高いものから低いものへの順) は、TOS に対して「すべて」および 0 以外の値が定義されているポリシー フィールドに基づき、次のようになります。
- 送信先、送信元、サービス、TOS
- 送信先、送信元、サービス
- 送信先、送信元、TOS
- 送信先、送信元
- 送信先、サービス、TOS
- 送信先、サービス
- 送信先、TOS
- 送信先
- 送信元、サービス、TOS
- 送信元、サービス
- 送信元、TOS
- 送信元
- サービス、TOS
- サービス
- TOS
これら 15 の分類内で、ルートはさらに、定義されたルート登録の累積的な限定度に基づいて優先順位付けされます。送信元と送信先のフィールドでは、アドレス オブジェクトで表される IP アドレスの個数に基づいて限定度が測定されます。例えば、ネットワーク アドレス オブジェクト 10.0.0.0/24
は、256 個の IP アドレスを表し、ネットワーク アドレス オブジェクト 10.0.0.0/20
は 4096 個の IP アドレスを表します。ネットワーク プレフィックスが長い /24
(24 ビット) のほうが表せるホスト IP アドレス数は少なくなり、限定度が高くなります。
メトリックで重み付けされた新しいオプションにより、ルートの優先順位付けにおいてルート限定度よりも設定されたメトリックを優先させることができます。このオプションが有効になっている場合、優先順位付けには以下の要素が次の表記順で優先的に使用されます。
- ルート クラス (送信元、送信先、サービス、および、「すべて」および 0 以外の値を持つ TOS のフィールドの組み合わせによって決まります)
- メトリックの値
- 送信元、送信先、サービス、および TOS フィールドの累積的限定度
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