SonicOS 7 アクセス ポイント

プロビジョニングの概要

SonicPoint/SonicWave プロビジョニング プロファイルは、分散無線アーキテクチャ全体で複数のアクセス ポイントの設定とプロビジョニングを行うための拡張性を備え、高度に自動化された方法を提供します。SonicPoint/SonicWave プロファイルの定義には、2.4GHz および 5GHz の無線設定、SSID、動作チャンネルなど、SonicWall アクセス ポイントで構成できるすべての設定が含まれます。

アクセス ポイント プロファイルを定義し終えたら、そのプロファイルを無線ゾーンに適用することができます。各無線ゾーンを、それぞれ 1 つのアクセス ポイント プロファイルを使用して構成することができます。1 つのプロファイルを任意の数のゾーンに適用することもできます。その後、アクセス ポイントがゾーンに接続すると、そのゾーンに割り当てられたプロファイルを使用して自動的にプロビジョニングされます。

アクセス ポイントを最初に接続して電源を入れると、工場出荷時の既定の設定が割り当てられます (IP アドレス: 192.168.1.20、ユーザ名: admin、パスワード: password)。初期化時に、アクセス ポイントは通信相手となる SonicOS デバイスを探します。SonicOS デバイスを起動すると、そのデバイスも SonicWall ディスカバリ プロトコルを介してアクセス ポイントを検索します。アクセス ポイントと通信相手の SonicOS デバイスが互いに検出する場合、両装置間で暗号化されたデータ交換により通信が実行されます。その際、関連する無線ゾーンに割り当てられたプロファイルを使用して、新たに追加されたアクセス ポイント装置が自動的にプロビジョニングされます。

プロビジョニング プロセスの一環として、SonicOS は検出されたアクセス ポイントに一意の名前を割り当て、その MAC アドレス、インターフェース、検出されたゾーンを記録します。プロファイルの一部の場合、アクセス ポイントが WPA-EAP をサポートするために認証サーバと通信できるように、IP アドレスを自動的に割り当てることもできます。SonicOS は、該当するゾーンに関連付けられたプロファイルを使用して、2.4GHz および 5GHz の無線設定を構成します。

プロファイルに変更を行っても、すでにプロビジョニングされて動作状態にある装置には影響しません。動作しているアクセス ポイントに対して設定変更を行う方法は 2 通りあります。

  • 手動設定変更による方法

    単一または小規模な変更を行う場合に適しています。とりわけ、個々のアクセス ポイントで、そのゾーンに割り当てられたプロファイルとは異なる設定が必要なときに適した方法です。

  • プロビジョニング解除による方法

    アクセス ポイントを削除することにより、その装置に対するプロビジョニングが有効に取り消されます。当該装置の設定はクリアされ、相手の SonicOS デバイスとの間で新規にプロビジョニング プロセスが自動的に行われる状態になります。この方法はゾーンのプロファイルを更新または変更し、その変更内容を伝播するように設定する場合に便利です。アクセス ポイントでファームウェアを更新したり、単に複数のアクセス ポイントを一定の制御されたやり方で自動的に更新したりするときに、この方法が使用できます。すべてのアクセス ポイントを一度に変更すると、サービスに混乱が生じる可能性があるためです。

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