SonicOS 7 アンチスパム

アンチスパムとは

アンチスパム機能は、既存のファイアウォールにアンチスパム、アンチフィッシング、およびアンチウイルスの各機能を追加する手軽で効率的かつ効果的な方法を提供します。

アンチスパムの一般的な設定では、管理者が SonicOS インターフェースでアンチスパムを選択してそのライセンス処理を行うことによって、アンチスパム機能の追加できます。その後、ファイアウォールでは、SonicWall Email Security 製品と同じ高度なスパム フィルタ技術を使用して、ユーザに配信されるジャンク電子メールの量を削減できます。

アンチスパム機能によって受信メッセージを分析する方法として、主に次の 2 つがあります。

  • 高度な IP 評価管理
  • クラウドベースの高度なコンテンツ管理

IP アドレス評価では、GRID ネットワークを使用して既知のスパム送信者の IP アドレスを識別し、こうした送信者からメールはすべて接続の許可さえ行わずに拒否します。GRID ネットワーク送信者 IP 評価管理では、着信接続要求の IP アドレスを一連のリストおよび統計情報と照合して、その接続によって有用な電子メールが配信される可能性があるかどうかを確認します。こうしたリストは、SonicWall GRID ネットワークの協調インテリジェンスを使用して収集されます。既知のスパム送信者はファイアウォールに接続できないため、そうした送信者によるジャンク電子メールのペイロードによってターゲット システムのシステム リソースが消費されることは決してありません。

既知のスパム送信者から届いたものではない電子メールは、"GRID プリント" に基づいて分析されます。GRID プリントは、SonicWall の研究所で生成され、何百万というビジネス エンドポイント、何億というメッセージ、および GRID ネットワークのユーザからの何十億という評価の投票に基づいています。弊社の GRID ネットワークは、複数の SonicWall ソリューションからのデータを使用して、世界中の脅威のランドスケープに対する防御となる協調インテリジェンス ネットワークを作成しています。GRID プリントは、電子メール メッセージに含まれるデータを外部にさらすことなくメッセージを一意に識別します。

アンチスパム サービスでは、ある電子メールが適合する脅威はスパム、スパム可能性大、フィッシング、フィッシング可能性大、ウイルス、ウイルス可能性大のいずれか 1 つのみであると判断します 。電子メール メッセージ内の脅威を評価する際には、次の優先順位が使用されます。

  • フィッシング
  • ウイルス
  • スパム
  • フィッシングの可能性大
  • ウイルスの可能性大
  • スパムの可能性大

例えば、メッセージがウイルスとスパムの両方に該当する場合、スパムよりウイルスの優先順位が高いため、メッセージはウイルスとして分類されます。

アンチスパム サービスによって上記の脅威のいずれでもないと判断されたメールは、良性の電子メールと見なされ、送信先サーバに配信されます。

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