SonicOS 7 内部無線

無線 WDS ステーション

無線装置は、別の SonicWall 無線デバイスまたは SonicPoint アクセス ポイントにインターネット/ネットワーク アクセスを提供します。「無線 WDS ステーション」モードを「無線の役割」として選択すると、物理的に離れている場所の間で、長くてコストのかかるイーサネット ケーブル接続を必要とすることなく、保護されたネットワーク通信ができるようになります。

無線仮想アクセス ポイントの使用中は、装置を無線 WDS ステーションとして使用することはできません。

無線の設定

  1. デバイス > 内部無線 > 設定」に移動します。

  2. 「無線の役割」フィールドで、「無線 WDS ステーション」をドロップダウン メニューから選択します。

  3. WAN としての無線インターフェース」オプションをオンにして、無線インターフェースを WAN として使用します。既定値は無効です。
  4. 「無線の設定」セクションで、「WLAN を有効にする」オプションをオンにして有効にします。無線 WDS ステーション モードでは、無線が有効になるとアクセス ポイントではなくクライアントとして動作し、クライアントに対する無線アクセスは提供しません。WLAN 無線は既定では無効になっています。

  5. 以下のオプションを選択します。

    SSID 既定値は、sonicwall- に BSSID の最後の 4 文字を付加したもの (例: sonicwall-C587) になります。SSID は、32 文字以内の任意の英数字に変更できます。
    ショート ガード間隔を有効にする サポートされている場合、これを有効にすると送信/受信速度が向上します。802.11ac/n モードにのみ適用されます。
    凝集 (アグリゲーション) を有効にする 802.11n フレーム集約を有効にすることによって、複数のフレームを結合してオーバーヘッドを減らしスループットを向上させます。802.11ac/n モードにのみ適用されます。
    無線クライアント接続性確認と自動再接続を有効にする 定期的に、ユーザが定義した IP アドレスに ping を行うことで無線クライアント接続性を確認します。接続が失われている場合、自動再接続を実行します。
    ping 先リモート IP

    前に接続性確認を有効にしていた場合、ping を実行する先のリモート IP アドレスを入力します。

    指定した IP アドレスが ping を返すことを確認してください。

無線に関する詳細設定

無線に関する詳細設定を行うには、以下の手順に従います:

  1. 使用するアンテナ」を設定します。既定値は最良です。
  2. ドロップダウン メニューから、「電波出力」を選択します。

    • 最大出力」は、最も強い信号を WLAN に送信します。例えば、建物間で信号を送信する場合は、「最大出力」を選択します。
    • 1/2 出力 (‐3 dB)」は、同じビル内のオフィス間に推奨されます。

    • 1/4 出力 (‐6 dB)」は、短距離の通信に推奨されます。

    • 1/8 出力 (‐9 dB)」は、比較的短距離の通信に推奨されます。

    • 最小」は、非常に短い距離の通信に推奨されます。

  3. 断片化のしきい値 (バイト)」を指定します。最小値は 256、最大値は 2346 です。既定値は最大値です。

  4. RTS しきい値 (バイト)」を設定します。最小値は 1 で、最大値は 2346 です。既定値は最大値です。

  5. 適用」を選択して設定を保存します。

    既定の設定への復元」をクリックすると、工場出荷時の既定の設定に戻すことができます。

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