SonicOS 7 内部無線
無線接続を使用する場合の考慮事項
無線接続を有線接続と比較して検討する際には、インフラおよび環境に対する利点と欠点を考慮してください。
モビリティ | ネットワークの大多数はラップトップ コンピュータですか? 無線接続は有線接続より移動性に優れています。 |
利便性 | 無線ネットワークでは、各コンピュータをケーブルでつないだり、コンピュータ ケースを開けてネットワーク カードをインストールしたりする必要がありません。 |
速度 | ネットワーク速度が重要な場合は、無線接続よりイーサネット接続を使用することを検討してください。 |
到達範囲 | ネットワーク環境に物理的な障害物や干渉要素が多い場合、無線ネットワークは適さない可能性があります。 |
セキュリティ | 無線伝送の持つ無制約な性質上、無線ネットワークには本質的なセキュリティ問題があります。ただし、無線セキュリティ装置はファイアウォールであり、その NAT 機能でセキュリティを提供しており、WPA または WPA2 を使用してデータ伝送を保護できます。 |
最適な無線パフォーマンスのための推奨事項
最適な無線パフォーマンスのために、SonicWall は以下を推奨します。
- 無線セキュリティ装置は、目的のネットワークの中心近辺に配置します。こうすることによって、近隣の無線ネットワークから傍受される可能性も低減できます。
- 無線セキュリティ装置と PC やラップトップなどの受信ポイントの間の壁や天井の数を最小限にします。
- 無線セキュリティ装置は、できる限り、他の無線コンポーネントから直線で結ばれる位置に配置するようにします。無線コンポーネント同士が直接見える位置にあると、最高のパフォーマンスが得られます。
- 建築構造によっても無線パフォーマンスに違いが出ることがあります。
- 無線セキュリティ装置は、壁や暖炉など大きくて隙間のない物体の近くに置かないようにします。
- 無線セキュリティ装置をコンピュータ ケース、モニタ、装置など金属製の物の近くに置くと、そのユニットのパフォーマンスが低下することがあります。
- 金属製フレーム、窓ガラス用 UV カット フィルム、コンクリート造または石造の壁、金属塗料などの近くに無線セキュリティ装置を設置した場合も、信号強度が低下することがあります。
- 建物の上階では、無線セキュリティ装置を高い場所に設置すると、障害物を回避してパフォーマンスを向上させることに役立ちます。
- 近隣の無線ネットワークや無線デバイスによって、無線セキュリティ装置の信号強度、速度、到達範囲が影響を受けることがあります。
- コードレス電話、ラジオ、電子レンジ、テレビなどのデバイスによって、無線セキュリティ装置に干渉が発生する可能性もあります。
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