セキュア モバイル アクセス (SMA) は、拡張性と安全性に優れたモバイル アクセスを企業にもたらすと同時に、信頼できないアプリケーション、WiFi の無断使用、および、モバイル マルウェアを遮断します。SMA 装置は、管理対象と管理対象外のデバイスを含むすべてのプラットフォームで、単一のゲートウェイと共通のユーザ エクスペリエンスを提供します。トラフィックは Secure Sockets Layer/Transport Layer Security (SSL/TLS) によって暗号化され、不正なユーザから保護されます。
SMA は、物理装置、または、VMWare ESXi、Microsoft Hyper-V、Amazon ウェブ サービス (AWS)、Azure および KVM が動作する仮想装置として利用できます。
SonicWall SMA 10.2.1.7 は、次の SonicWall 装置でサポートされます。
Hyper-V 用 SMA 500v
セキュリティの強化
アップグレード用の新しいファームウェアが利用可能であることを通知するために、「システム > ライセンス」ページにファームウェア アップグレードの通知を追加しました。高レベルのセキュリティ対策と最適な性能を得るために、最新のファームウェア バージョンを使用することを推奨します。
詳細に関しては、SMA100 10.2.1『管理ガイド』の「新しいファームウェアの入手可能の通知」セクションを参照してください。
OpenSSL ライブラリが、最新のバージョン 1.1.1t に更新されました。この最新のバージョンは、CVE-2022-4304 に記載されている OpenSSL の脆弱性が修正されています: タイミングベースのサイド チャンネルが OpenSSL RSA 復号化の実装に存在します。
詳細に関しては、SMA100 10.2.1『管理ガイド』の「OpenSSL バージョンのアップグレード」セクションを参照してください。
セキュリティ強制のため、SMA 500vに展開されたユーザ スクリプトは今後動作しなくなります。バージョン 10.2.1.7 にアップグレードする前に存在していたユーザ スクリプトは、アップグレード以降動作しなくなります。
詳細に関しては、SMA100 10.2.1『管理ガイド』の「追加のセキュリティの強化」セクションを参照してください。
SMA100 シリーズのファームウェア アップグレードに関する情報については、次の『ナレッジ ベース』の記事を参照してください。
このセクションでは、本リリースで修正された問題点のリストを示します。
問題番号 | 問題の詳細 |
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SMA-3940 | 内部 SSH デーモン構成の問題により、PCI スキャン テストでそれに脆弱性があると表示されます。 |
SMA-4179 | CVE-2022-4304: タイミングベースのサイド チャンネルが OpenSSL RSA 復号化の実装に存在します。 |