SMA 100 10.2.1 リリース ノート

バージョン 10.2.1.5

2022 年 4 月

セキュア モバイル アクセスについて

セキュア モバイル アクセス (SMA) は、拡張性と安全性に優れたモバイル アクセスを企業にもたらすと同時に、信頼できないアプリケーション、WiFi の無断使用、および、モバイル マルウェアを遮断します。SMA 装置は、管理対象と管理対象外のデバイスを含むすべてのプラットフォームで、単一のゲートウェイと共通のユーザ エクスペリエンスを提供します。トラフィックは Secure Sockets Layer/Transport Layer Security (SSL/TLS) によって暗号化され、不正なユーザから保護されます。

SMA は、物理装置、または、VMWare ESXi、Microsoft Hyper-V、Amazon ウェブ サービス (AWS)、Azure および KVM が動作する仮想装置として利用できます。

重要

SonicWall 製品の OpenSSL 無限ループの潜在的な影響に関する情報については、次の「ナレッジ ベース」記事を必ずご確認ください。

互換性とインストールの注意事項

  • 最も一般的なブラウザがサポートされますが、ダッシュボードの画像をリアルタイムで表示するには、Google Chrome を推奨します。
  • MySonicWall アカウントが必須です。
  • SMA 10.2.1.5 は、キャプチャ セキュリティ センター (CSC) と互換性があります。

    CSC は、登録されたすべての SMA 装置の全体状況を表示するクラウド ダッシュボードを提供します。ダッシュボードには、時間範囲を選択するスライダー、および、警告、脅威、WAF 脅威、認証、VPN アクセス、ブックマーク アクセス、アクティブ デバイスと地図上のユーザの数、また、脅威種別が表示されます。

    CSC にログインするには、https://cloud.sonicwall.com で MySonicWall の資格情報を使用してください。

    SMA ダッシュボードの表示、登録の完了、および、クラウド管理を行うには、「SMA」タイルをクリックします。

SonicWall SMA 10.2.1.5 は、以下の SonicWall 装置でサポートされます:

  • SMA 200/400
  • SMA 210/410
  • ESXi 用 SMA 500v

    • VMware ESXi 6.0 以降への展開がサポートされています。
  • Hyper-V 用 SMA 500v

    • Hyper-V サーバ バージョン 2016 および 2019 への展開がサポートされています。
  • AWS 用 SMA 500v
  • Azure 用 SMA 500v
  • KVM 用 SMA 500v
NetExtender バージョン サポート対象ファイアウォール ファームウェア
Windows 10/11 用 NetExtender クライアント 10.2.324 および Linux 用 NetExtender クライアント 10.2.839 GEN 6/6.5 – 6.4.5.9-93n、GEN 7 – 7.0.1-5030 以降

NetExtender バージョン サポート対象 SMA ファームウェア
Windows 10/11 用 NetExtender クライアント 10.2.324 および Linux 用 NetExtender クライアント 10.2.839 10.2.1.5-34sv

新機能

  • Windows 10/11 用 NetExtender 10.2.324 および Linux 用 NetExtender 10.2.839 のサポート。

最新の NetExtender バージョンは、SMA 100 シリーズ ファームウェアの最新バージョンとともに使用することを推奨します。

修正された問題点

このセクションでは、本リリースで修正された問題点のリストを示します。

問題番号 問題の詳細
SMA-3141 AJAX 呼び出しで予期しない 403 状況になるため、HTTP ブック マークが動作せず、SQL インジェクション攻撃を受けます。
SMA-3240 ファームウェアを 10.2.0.8 にアップグレードした後、Windows と macOS 上の HTTP リソースが動作を停止します。
SMA-3390 状況ページで、地域 IP の解決が動作せず、「不明」になります。
SMA-3392 SMA が NetExtender に反対側のクライアント IP アドレスを無作為に割り当てます。
SMA-3405 NetExtender を使用すると、ユーザが内部リソースまたはインターネットに断続的にアクセスできなくなります。
SMA-3411 NetExtender 接続を切断しても、ユーザ ライセンスがすぐに解放されません。
SMA-3421

ユーザにメッセージ「Failed to get WireGuard parameters (WireGuard パラメータの取得に失敗しました)」が表示されます。

SMA-3432 Werkzeug ライブラリと Python インタプリタにバージョン開示の脆弱性があります。
SMA-3436 Windows 7 上で、EPC が Windows Defender を検知できません。
SMA-3470 新モードのポータル ログインで、パスワード表示ボタンを無効にします。
SMA-3492 ネイティブ ブックマーク認証で、Azure AD に参加したコンピュータの PIN は動作しますが、パスワードが失敗します。
SMA-3501 インターネット トラフィックが内部プロキシ設定を通してルートされません。最新の NetExtender 10.2.319 で無視されます。
SMA-3509 SMA Connect Agent のインストールに失敗します。アップデートを試みると、最新版と表示されます。
SMA-3522 POST 認証コマンド インジェクションの脆弱性があります。
SMA-3553 WireGuard トンネル プロトコルを使用すると、リソースにアクセスできません。
SMA-3559 システムが休止状態/スリープから復旧しても、AOV を使用した NetExtender が自動的に再接続しません。
SMA-3568 NetExtender Windows クライアント v10.2.322 で、バッファ オーバーフローが発生します。
SMA-3573 新モードで、RDP ブックマークの自動ログインが無効化されています。
SMA-3582 10.2.1.4 の GUI が適切に日本語翻訳されていません。
SMA-3599 WireGuard プロトコルを使用すると、無動作時タイムアウトがリセットされません。
SMA-3606 SMA100 OpenSSL CVE-2022-0778 DoS の脆弱性。
SMA-3610 NetExtender OpenSSL CVE-2022-0778 DoS の脆弱性。
SMA-3640 SMA 500v で、SMA/オーバービュー/レポートがダウンロードされません。

確認されている問題点

このセクションでは、本リリースで確認されている問題点のリストを示します。

問題番号 問題の詳細
SMA-3652 手動アップグレード テキスト ボックスが Hyper-V、KVM、Azure と AWS で利用できます。

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