SMA 100 10.2.1 Release Notes

バージョン 10.2.1.1

2021 年 9 月

セキュア モバイル アクセスについて

セキュア モバイル アクセス (SMA) は、拡張性と安全性に優れたモバイル アクセスを企業にもたらすと同時に、信頼できないアプリケーション、WiFi の無断使用、および、モバイル マルウェアを遮断します。SMA 装置は、管理対象と管理対象外のデバイスを含むすべてのプラットフォームで、単一のゲートウェイと共通のユーザ エクスペリエンスを提供します。トラフィックは Secure Sockets Layer/Transport Layer Security (SSL/TLS) によって暗号化され、不正なユーザから保護されます。

SMA は、物理装置、または、VMWare ESXi、Microsoft Hyper-V、Amazon ウェブ サービス (AWS)、Azure および KVM が動作する仮想装置として利用できます。

互換性とインストールの注意事項

  • 最も一般的なブラウザがサポートされますが、ダッシュボードの画像をリアルタイムで表示するには、Google Chrome を推奨します。
  • MySonicWall アカウントが必須です。
  • SMA 10.2.1.1 は、キャプチャ セキュリティ センター (CSC) と互換性があります。

    CSC は、登録されたすべての SMA 装置の全体状況を表示するクラウド ダッシュボードを提供します。ダッシュボードには、時間範囲を選択するスライダー、および、警告、脅威、WAF 脅威、認証、VPN アクセス、ブックマーク アクセス、アクティブ デバイスと地図上のユーザの数、また、脅威種別が表示されます。

    CSC にログインするには、https://cloud.sonicwall.com で MySonicWall の資格情報を使用してください。

    SMA ダッシュボードの表示、登録の完了、および、クラウド管理を行うには、「SMA」タイルをクリックします。

SonicWall SMA 10.2.1.1 は、以下の SonicWall 装置でサポートされます:

  • SMA 200/400
  • SMA 210/410
  • ESXi 用 SMA 500v

    • VMware ESXi 6.0 以降への展開がサポートされています。
  • Hyper-V 用 SMA 500v

    • Hyper-V サーバ バージョン 2016 および 2019 への展開がサポートされています。
  • AWS 用 SMA 500v
  • Azure 用 SMA 500v
  • KVM 用 SMA 500v

新機能

  • 「修正された問題点」に一覧されている問題のメンテナンス修正

修正された問題点

このセクションでは、本リリースで修正された問題点のリストを示します。

問題番号 問題の詳細
SMA-1583 各 500v インスタンス下のハイパーバイザ (VMWare、HyperV、Azure、AWS、その他) から分析データを取得できません。
SMA-2541 EPC 確認が失敗したにもかかわらず、EPC 確認が AOV セッションで繰り返し実行されます。
SMA-2746 10.2.1 へアップグレードした後に、CIFS ファイル共有ブックマークが意図したとおりに動作しません。
SMA-2836 新モードを使用してログインしようとすると、ドメイン取得の試行がタイムアウトします。
SMA-2846 ネットワークの変更を検知した際に、「VPN 常時有効」を有効にした NetExtender が自動的に再接続しません。
SMA-2847 フォルダ内のファイル名に ASCII 以外の文字が含まれている場合、フォルダのダウンロードに失敗します。
SMA-2851 HTTP DoS 設定により、オフロード ポータルが破棄されます。
SMA-2854 "X-Frame-Options" に "sameorigin" が設定されている場合、フレームが表示されません。
SMA-2856 新 UI モードで SMS ワンタイム パスワード オプションに切り替えると、常にワンタイム パスワードが起動されます。
SMA-2859 ワンタイム パスワードのユーザ裁量が有効の場合、ユーザ ポータルに設定オプションが表示されません。
SMA-2861 新モードで、ユーザが作成したブックマークを編集できません。
SMA-2866 Azure AD SSO で正常に認証した後に、タブのリソースが利用できません。
SMA-2867 10.2.0.6 にアップグレードした後に、アプリケーション オフロード ポータルが読み込まれません。
SMA-2892 NetExtender 10.2.313 クライアントを伴う 10.2.1.0 にアップグレードした後に、エラー「Your password has expired (パスワードの期限が切れました)」が表示され、接続できません。
SMA-2903 Azure の SMA 500v で、CPU とメモリ使用率が高く表示されます。
SMA-2905 バックアップ SMA にフェイルオーバーした際に、OKTA を使用した SAML 認証 が失敗します。
SMA-2910 10.2.1 にアップグレードした後に、装置のメモリ使用率が常に 92% を維持します。
SMA-2912 SMA 500v ESXi のファームウェアを 10.2.1.0 にアップグレードした後に、装置がクラッシュします。
SMA-2913 10.2.1.0 にアップグレードした後に、NetExtender クライアントのアドレス範囲が枯渇しています。
SMA-2923 装置を再起動した後に、SMTP パスワードが失敗します。
SMA-2939 NetExtender で接続すると、NetExtender クライアントの IP アドレスではなく、装置の IP アドレスがトラフィックに表示されます。
SMA-2940 2 段階認証 (2FA) を有効にすると、パスワード変更の入力画面が表示されません。
SMA-2947 公開しているポータルに、プライベート IP が表示されます。
SMA-2949 エラー メッセージ「Update Signature failed, error code 500 (シグネチャの更新に失敗しました。エラー コード 500)」により、シグネチャの更新が頻繁に失敗します。
SMA-2950 SAML 認証で、SMA Connect が NetExtender を起動しません。
SMA-2951 バックアップ システムがプライマリの役割に切り替わらず、IP の所有権を得ることができません。
SMA-2954 Pcap と netstat の結果に、NX IP ではなく SMA IP として通信が表示されます。
SMA-2957 SMA100 で、認証された任意のコマンド インジェクションの脆弱性。
SMA-2959 SMA100 で、認証されない任意のファイルを削除する脆弱性。
SMA-3002 Net-SNMP パッケージに、NULL ポインタの確認が不十分である脆弱性があります (SNMP DoS)。
SMA-3015 高可用性でのコマンド インジェクションによるローカル権限昇格。

確認されている問題点

このセクションでは、本リリースで確認されている問題点のリストを示します。

問題番号 問題の詳細
SMA-2496 「既存のセッションからログアウトしたことを確認する」を伴った「多重ログインを禁止する」が意図したとおりに動作しません。
SMA-2904 SMA ポータルでユーザ定義ロゴの URL を設定できません。
SMA-2941 装置を 10.2.1.0 にアップグレードした後に、属性オプションの「スキャンされたファイル システム」が設定されている場合、EPC 更新が失敗します。
SMA-3001

装置を 9.0.0.10-28sv から 10.2.1.1-19sv にアップグレードした後に、証明書ドメインを使用してログインできません。

応急:

  • TLS 1.3 オプションを無効にします

  • ドメインを編集し、信頼された CA 証明書を確認します

アップグレード情報

最新ファームウェアの取得方法、SonicWall 装置のファームウェア イメージのアップグレード方法、および他の装置から構成設定をインポートする方法については、サポート ポータル (https://www.sonicwall.com/ja-jp/support/technical-documentation/) から入手できる『SonicWall SMA アップグレード ガイド』を参照してください。

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