SonicOS 7 プロファイル オブジェクト
級割
トラフィックを分類した後、QoS 対応外部システム (例えば、プレミアム サービス プロバイダのインフラストラクチャかプライベート WAN 上で利用可能な、CoS 対応のスイッチやルータ) により処理されることになっている場合、トラフィックにタグを付けて、外部システムが分類を利用して適切な処理とホップ単位動作 (PHB) を提供できるようにする必要があります。
元々、これは RFC791 の 3 つの優先順位ビットと RFC1394 の ToS (サービス タイプ) フィールドとともに IP 層 (第 3 層) で試みられました。 これは、歴史を通じて、総勢 17 名が使用しました。後継の RFC2474 では、より実用的で広範囲にわたって使用することのできる、64 個までの分類とユーザ定義等級を提供する DSCP (Differentiated Services Code Point) が採用されています。DSCP は、RFC2598 (専用線の動作を提供するための緊急転送) と RFC2697 (等級内部での保証転送レベル。 金、銀、銅レベルとしても知られている) によりさらに拡張されました。
DSCP は、非互換の危険性がないので、パブリック ネットワークを通過するトラフィックのための安全な級割方式です。最悪の場合、パスに沿ったホップでは、DSCP タグが無視されるか除去される可能性がありますが、パケットの誤処理や破棄はほとんど発生しません。
CoS 級割のもう 1 つの一般的な方式は、IEEE 802.1P です。802.1P は、MAC 層 (第 2 層) で動作し、実際には IEEE 802.1D 標準で定義されていますが、(同じ 16 ビット フィールドを共有して) IEEE 802.1Q VLAN 級割と密接に関連しています。DSCP とは異なり、802.1P は、802.1p 対応デバイスでのみ動作し、広く相互利用が可能であるわけではありません。さらに、802.1P は異なるパケット構造を持つので、広域ネットワークや、プライベート WAN をほとんど通過できません。それでもなお、802.1p は、音声および Video over IP ベンダーの間で、幅広い支持を得ています。そこで、ネットワークの境界 (WAN リンクなど) を横断する 802.1P をサポートするためのソリューションが、802.1P を DSCP へ割り付ける形で導入されました。
802.1P の DSCP への割付では、パケットが安全に WAN リンクを通過できるようにするために、ある LAN からの 802.1P タグが SonicOS によって DSCP の値に割り付けられます。パケットがWAN または VPN の反対側に到着すると、受信側 SonicOS 装置により、DSCP タグが LAN で使用するために 802.1P タグに戻されます。詳細については、「802.1p と DSCP QoS」を参照してください。
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