SonicOS 7 動作オブジェクト
システム定義済みの規定の動作オブジェクトについて
SonicOS によってあらかじめ定義されたシステム定義の既定の動作がいくつかあります。これらの規定の動作は編集または削除できません。既定の動作は、「ポリシー > アプリケーション ルール」ページでポリシーを追加または編集する際に「アプリケーション制御ポリシーの追加/編集」ダイアログに表示されます。
多くの帯域幅管理動作オブジェクト オプションも、あらかじめ定義された既定の動作リストで利用可能です。この帯域幅管理動作オプションは、「オブジェクト > プロファイル オブジェクト > 帯域幅」ページの「帯域幅管理種別」の設定によって異なります。
バイパス動作オブジェクト オプションも、既定の動作リストで利用可能です。示されたセキュリティ サービスがファイアウォール上でライセンスされている場合に利用できます。
定義済みの動作タイプについては、下の表を参照してください。帯域幅管理動作の詳細については、「帯域幅管理を用いた動作について」を参照してください。
動作種別 | 説明 |
WAN 帯域幅管理-高 | 受信と送信帯域幅を管理し、変動可能な値で保証された帯域幅、および利用可能帯域幅全体の最大 100%までの最大/バースト帯域幅使用率の設定が可能です。事前定義 |
動作なし | 動作を指定しないでポリシーを指定することができます。これで「ログのみ」のポリシー種別を使用できます。 |
DPI をバイパス | 精密パケット検査コンポーネントの IPS、GAV、アンチスパイウェア、およびアプリケーション制御をバイパスします。この動作は、トリガーされた直後から接続期間全体にわたって維持されます。アプリケーション制御検査用にバイパスされることのない FTP 制御チャンネルに対しては特殊な操作が適用されます。この動作は、FTP データ チャンネルの適切な処理をサポートします。DPI のバイパスでは、「ネットワーク > ファイアウォール > SSL 制御」ページで有効化されたフィルタの停止が行われません。 |
パケット監視 | SonicOS のパケット監視機能を使用して、セッション内の着信パケットと発信パケットを監視するか、ミラーリングが構成されている場合はパケットを別のインターフェースにコピーします。キャプチャ結果は WireShark で表示や分析ができます。 |
高度な帯域幅管理 - 高 | 受信と送信帯域幅を管理し、変動可能な値で保証された帯域幅、および利用可能帯域幅全体の最大 100%までの最大/バースト帯域幅使用率の構成が可能で、優先順位 1 に設定されています。 |
高度な帯域幅管理 - 中 | 受信と送信帯域幅を管理し、変動可能な値 (既定は50%) で保証された帯域幅、および利用可能帯域幅全体の最大 100%までの最大/バースト帯域幅使用率の構成が可能で、優先順位 4 に設定されています。 |
高度な帯域幅管理 - 低 | 受信と送信帯域幅を管理し、変動可能な値 (既定は20%) で保証された帯域幅、および利用可能帯域幅全体の最大 100%までの最大/バースト帯域幅使用率の構成が可能で、優先順位 6 に設定されています。 |
GAV をバイパス | ポリシーに一致するトラフィックのゲートウェイ アンチウィルス検査をバイパスします。この動作は、トリガーされた直後から接続期間全体にわたって維持されます。アプリケーション制御検査用にバイパスされることのない FTP 制御チャンネルに対しては特殊な操作が適用されます。この動作は、FTP データ チャンネルの適切な処理をサポートします。 |
IPS をバイパス | ポリシーに一致するトラフィックの 侵入防御サービス検査をバイパスします。この動作は、トリガーされた直後から接続期間全体にわたって維持されます。アプリケーション制御検査用にバイパスされることのない FTP 制御チャンネルに対しては特殊な操作が適用されます。この動作は、FTP データ チャンネルの適切な処理をサポートします。 |
SPY をバイパス |
ポリシーに一致するトラフィックのアンチスパイウェア検査をバイパスします。この動作は、トリガーされた直後から接続期間全体にわたって維持されます。アプリケーション制御検査用にバイパスされることのない FTP 制御チャンネルに対しては特殊な操作が適用されます。この動作は、FTP データ チャンネルの適切な処理をサポートします。 |
キャプチャ ATP をバイパス |
マルウェアではないことが確実なファイルについて Capture Advanced Threat Protection (ATP) の分析をスキップする場合に使用できます。この動作は、トリガーされた直後から接続期間全体にわたって維持されます。 このオプションを選択しても、GAV やクラウド アンチウィルスのような他のアンチ脅威コンポーネントによるファイルの判定はスキップされません。 |
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