VPN を越えた DHCP のリモート ゲートウェイを設定するには、以下の手順に従います。
「構成」をクリックします。
VPN ポリシーで「ローカル ネットワークは、この VPN トンネルを通じた DHCP を使用して IP アドレスを取得する」設定が有効になっている場合は、「一般」画面の「DHCP リレーのための VPN トンネル」フィールドに、VPN ポリシー名が自動的に表示されます。
IKE を使用する VPN ポリシーのみが DHCP の VPN トンネルとして使用できます。VPN トンネルは IKE を使用する必要があり、ローカル ネットワークは適切に設定されている必要があります。ローカル ネットワークは、この VPN トンネルを通じた DHCP を使用して IP アドレスを取得します。
「リレー IP アドレス」フィールドに IP アドレスを入力すると、この IP アドレスはセントラル ゲートウェイのアドレスの代わりに DHCP リレー エージェント アドレス (giaddr) として使用されます。また、DHCP サーバ上の DHCP スコープ内で予約されている必要があります。このアドレスは、セントラル ゲートウェイの背後にある VPN トンネルを通して、このファイアウォールをリモートで管理するためにも使用できます。
トンネルを通した管理が必要な場合は、「リレー IP アドレス」と「リモート管理 IP アドレス」のフィールドをゼロにすることはできません。
LAN の機器を設定するには、「デバイス」を選択します。
「静的な LAN デバイス」を設定するには、「+ 追加」を選択して「静的な LAN デバイスの追加」ダイアログを表示します。
「IP アドレス」フィールドに機器の IP アドレスを入力し、「MAC アドレス」フィールドにイーサネット アドレスを入力します。
静的な機器の例としては、IP リースを動的に取得できないプリンタなどがあります。「IP スプーフを検出した場合、トンネル経由のトラフィックを遮断する」を有効にしてない場合は、機器のイーサネット アドレスを入力する必要はありません。DHCP サーバで利用可能な IP アドレスのプールから静的 IP アドレスを除外して、DHCP サーバがこれらのアドレスを DHCP クライアントに割り当てないようにする必要があります。また、リレー IP アドレスとして使用される IP アドレスも除外する必要があります。リレー IP アドレスとして使用する IP アドレスのブロックを確保しておくことをお勧めします。
「OK」を選択して、「VPN を越えた DHCP/リモート ゲートウェイ」ダイアログを閉じます。
コンピュータに IP リースを割り当てるには、リモート ファイアウォール上にローカル DHCP サーバを設定する必要があります。
リモート サイトでセントラル ゲートウェイへの接続およびリースの取得に関する問題がある場合は、リモート コンピュータで Deterministic Neteork Enhancer (DNE) が有効になっていないことを確認します。
例えば 2 つの LAN のように、静的 LAN IP アドレスが DHCP スコープの外部にある場合は、この IP へのルーティングが可能です。
無線クライアントには、このサブネット内の IP アドレスが割り当てられます。IP アドレスと DHCP サーバが自動的に作成され、DHCP アドレスが割り当てられます。