BGPやOSPFといったダイナミックルーティングを使用し、経路情報を交換するネイバーからSonicWallがデフォルトルートを受信している場合、SonicWallのフェイルオーバーと負荷分散機能を無効にしてください。
SonicWallにはネットワークの可用性と性能を向上させるためのフェイルオーバーと負荷分散機能があり、優先的に使用するWANインターフェースを決定します。
フェイルオーバーと負荷分散が有効になっている場合、ルートテーブルのデフォルトルートが本機能によって操作され自動追加されますが、ネイバーからもデフォルトルートを受信すると競合を起こし、BGP等の切断が発生してしまいます。
BGPやOSPFといったダイナミックルーティングを使用してデフォルトルートを受信している場合は、こちらの手順でフェイルオーバーと負荷分散の機能を無効にしてください。
フェイルオーバーと負荷分散の機能は、デフォルトで有効になっています。
また、SonicOSが自動生成するルートのメトリック値が20となるので、ネイバーから受信するデフォルトルートのメトリック値を20よりも小さい値になるように設定を変更してください。
OSPFでの設定ですが、ここで設定することでBGPやRIP等で受信したデフォルトルートのメトリック値も変更されます。