Firewall: ダイナミックルーティングでデフォルトルートを受信している場合の設定について

Description

BGPやOSPFといったダイナミックルーティングを使用し、経路情報を交換するネイバーからSonicWallがデフォルトルートを受信している場合、SonicWallのフェイルオーバーと負荷分散機能を無効にしてください。

Cause

SonicWallにはネットワークの可用性と性能を向上させるためのフェイルオーバーと負荷分散機能があり、優先的に使用するWANインターフェースを決定します。

フェイルオーバーと負荷分散が有効になっている場合、ルートテーブルのデフォルトルートが本機能によって操作され自動追加されますが、ネイバーからもデフォルトルートを受信すると競合を起こし、BGP等の切断が発生してしまいます。

BGPやOSPFといったダイナミックルーティングを使用してデフォルトルートを受信している場合は、こちらの手順でフェイルオーバーと負荷分散の機能を無効にしてください。
フェイルオーバーと負荷分散の機能は、デフォルトで有効になっています。

  1.  SonicWall管理画面より、ネットワーク > システム > フェイルオーバーと負荷分散を表示します。
  2.  設定タブにあるフェイルオーバーと負荷分散を有効にするを無効にします。
    Image
  3. [適用]ボタンをクリックします。
  4.  設定変更後、SonicWall装置を再起動します。

また、SonicOSが自動生成するルートのメトリック値が20となるので、ネイバーから受信するデフォルトルートのメトリック値を20よりも小さい値になるように設定を変更してください。

  1. SonicWall管理画面より、ネットワーク > システム > 動的ルーティングを表示します。
  2. OSPFv2タブにある設定ボタンをクリックします。
  3. 高度なルーティング プロトコルから受信したデフォルトルートに、次のメトリックを適用するの値を20よりも小さい値にします。
  4. 保存ボタンをクリックします。
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OSPFでの設定ですが、ここで設定することでBGPやRIP等で受信したデフォルトルートのメトリック値も変更されます。

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