SonicOS 7 アップグレード ガイド
システム バックアップの作成および設定のエクスポート
アップグレードの処理を開始する前に、SonicWall 装置上でシステム バックアップを作成します。バックアップを作成すると、SonicWall セキュリティ装置は現在のシステム状態および構成設定情報の「スナップショット」を取り、そのスナップショットを新しいバックアップ ファイルとします。バックアップは、ローカル (装置上) またはクラウドに保存できます。バックアップが自動的に実行されるようにスケジュールすることもできます。
- SonicWall NSsp 13700 と NSa シリーズの装置では、このバックアップ機能により、装置の現在のシステム状態、ファームウェア、および構成設定のコピーが保存され、設定を以前の状態に戻す必要が生じた場合に備えて既存のすべての設定が保護されます。
- SonicWall TZ シリーズのファイアウォールでは、現在の構成設定のバックアップを作成し、現在のファームウェア バージョンまたは新しくアップロードされたファームウェア バージョンで使用することができます。現在のファームウェア イメージそのものはバックアップに含まれません。
複数のファームウェア バージョンについて、複数のローカル バックアップ ファイルおよび複数のクラウド バックアップを保存できます。1 つのファームウェア バージョンにつき複数のバックアップが保存されている場合は、バージョンの横にある矢印をクリックすると、保存されている構成バックアップのリストが表示されます。このリストから、バックアップされた任意の構成を使用して現在または新規のファームウェア イメージを起動できます。
また、ローカル管理ステーションのファイルに、装置の構成設定をエクスポートすることもできます。このファイルを構成設定の外部バックアップとして利用し、ファームウェアを工場出荷時の設定で再起動する必要が生じた場合に、別の装置や同じ装置にインポートすることができます。
システム バックアップを保存し、構成設定をローカル管理ステーション上のファイルにエクスポートするには、以下の手順を実行します
- SonicOS 7.0 では、「デバイス」ビューで、「設定 > ファームウェアと設定」に移動します。ローカル バックアップの場合は、「ファームウェアとローカル バックアップ」をクリックします。クラウド バックアップの場合は、「クラウド バックアップ」をクリックします。
- SonicOS 6.5 では、「管理」ビューで、「更新 | ファームウェアとバックアップ」に移動します。
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「バックアップの作成」をクリックし、以下のいずれかを選択します。
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ローカル バックアップ - NSsp 13700 または NSa シリーズのファイアウォールでは、SonicOS により、現在のシステム状態、ファームウェア、構成情報の「スナップショット」が最新のローカル バックアップ ファイルとして保存されます。
TZ シリーズのファイアウォールでは、SonicOS により、すべての構成設定を含む小さなファイルが装置上に保存されます。
「ローカル バックアップ」ダイアログで、必要に応じて「ローカル バックアップを保持する」を選択し、このバックアップが将来のローカル バックアップで上書きされないようにします。必要に応じて、「コメント」フィールドにコメントを入力し、「OK」をクリックしてバックアップを続行します。
- クラウド バックアップ – 「クラウド バックアップ」ダイアログが表示されます。必要に応じて「クラウド バックアップを保持する」を選択し、このバックアップが将来のクラウド バックアップで上書きされないようにします。1 つのファームウェア バージョンにつき最大 3 つの構成バックアップ ファイルを保持できます。必要に応じて、「コメント」フィールドにコメントを入力し、「OK」をクリックしてバックアップを続行します。
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- 設定を管理コンピュータ上のローカル ファイルにエクスポートするには、「構成のインポート/エクスポート」(SonicOS 7.0 の場合、このオプションは「ファームウェアとローカル バックアップ」画面にあります) をクリックし、「構成のエクスポート」を選択します。保存したファイルの名前が表示されるポップアップ ダイアログで、「エクスポート」をクリックして処理を完了します。
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