SonicOS/X 7 スイッチング

スイッチングについて

SonicOS/X という表記は、その機能が両方の SonicOS および SonicOSX で使用可能なことを示します。

このセクションでは、SonicOS/X の高度なスイッチングについて説明します。これは、ファイアウォールから Dell X シリーズ スイッチ を管理する手法とは異なります。X シリーズ スイッチの管理の詳細については、次で『X シリーズ展開ガイド』を参照してください: https://www.sonicwall.com/ja-jp/support/technical-documentation.

SonicWall 装置は、X シリーズ 拡張スイッチおよび SonicWall SWS シリーズ スイッチという 2 種類のスイッチ製品ラインを管理できます。詳細については、次で『SonicOS/X システム 管理者ガイド』を参照してください: https://www.sonicwall.com/ja-jp/support/technical-documentation.

詳細は、次で『SonicWall スイッチ導入ガイド』を参照してください: https://www.sonicwall.com/ja-jp/support/technical-documentation.

SonicOS/X 7 のスイッチング

SonicOS/X は、次のスイッチング機能をサポートするレイヤ 2 (データリンク層) スイッチング機能を提供しています。

  • VLAN トランク – 複数のスイッチ間で異なる VLAN をトランクする機能を提供します。
  • レイヤ 2 ネットワーク検出 - IEEE 802.1AB (LLDP) および Microsoft LLTD プロトコルと、スイッチ転送テーブルを使用して、ポートから見えるデバイスを検出します。
  • リンク統合 – 性能の向上と冗長性のために、ポートをまとめる機能を提供します。
  • ポート ミラーリング – ポート グループからの受信、送信、または双方向のパケットをミラーするために、ミラーポートを割り当てることが可能になります。
  • ジャンボ フレーム – ジャンボ フレームのサポートにより、SonicOS/X は 1500~9000 バイトのペイロードを持つイーサネット フレームを処理できます。

スイッチングの利点

SonicOS/X は、セキュリティとスイッチングを組み合わせたソリューションを提供します。レイヤ 2 スイッチング機能は、レイヤ 2 ネットワーク内での SonicWall デバイスの配備と相互運用性を強化します。

スイッチングの動作

一部のスイッチング機能は、PortShield グループに対して作用し、「ネットワーク | システム > PortShield グループ」ページでの事前設定を必要とします。また、既存の「ネットワーク | システム > インターフェース」設定において作用するものもあります。SonicOS/X におけるこうした関連機能の設定の詳細については、以下を参照してください。

用語集

BDPU Bridge Protocol Data Unit - BPDU は、ブリッジ ID とルート経路コストに関する情報を交換するために、RSTP で使用される、特殊なデータ フレームです。BPDU の交換は、スイッチがネットワーク トポロジを追跡してポート転送を開始または停止できるように、数秒ごとに行われます。
CoS Class of Service (サービス等級) - CoS (IEEE 802.1p) によって 8 種類のサービス等級が定義されています。これらのサービス等級は、802.1 ネットワークでのタグ付きフレームの使用時にイーサネット フレームに付加される IEEE 802.1Q ヘッダー内の 3 ビットの user_priority (ユーザ優先順位) フィールドで示されます。
DSCP Differentiated Services Code Point - DiffServ コード ポイントとも呼ばれる DSCP は、単純で大雑把な等級ベースのメカニズムを定義するネットワーキング手法です。このメカニズムのねらいは、ネットワーク トラフィックを分類および管理すると共に IP ネットワークでのサービス品質 (QoS) の保証を実現することにあります。1998 年に IETF が公開した RFC 2475 によって DSCP は定義されています。DSCP は IP パケットのヘッダー内に 8 ビットのフィールドを設定することで動作します。
IETF Internet Engineering Task Force (インターネット エンジニアリング タスク フォース) - IETF は、インターネット規格を策定および推進するオープンな標準化団体です。
L2 OSI レイヤ 2 (イーサネット) - OSI 7 層モデルのレイヤ 2 はデータ リンク層であり、イーサネット プロトコルはこのレイヤ上で実行されます。レイヤ 2 はネットワーク エンティティ間でのデータの転送に使用されます。
LACP Link Aggregation Control Protocol - LACP は、複数の物理ポートをまとめて 1 つの論理チャンネルを形成するための IEEE 仕様です。LACP では、接続されたデバイスによる負荷分散が可能になります。
LLDP

Link Layer Discovery Protocol (IEEE 802.1AB) - LLDP は、識別情報、処理能力、相互接続の状況を伝えるためにネットワーク デバイスによって使用されます。こうした情報は各ホストの MIB データベースに格納され、ネットワーク トポロジを決定するために SNMP によって問い合わせることができます。この情報には、システム名、ポート名、VLAN 名、IP アドレス、システム機能 (スイッチング、ルーティング)、MAC アドレス、リンク統合などが含まれます。

LLTD Link Layer Topology Discovery (Microsoft 規格) - LLTD は LLDP と同様の機能を備えた Microsoft 独自のプロトコルです。有線または無線ネットワーク (イーサネット 802.3 または無線 802.11) で動作します。
PDU Protocol Data Unit - スイッチング機能に関しては、フレームがレイヤ 2 の PDU です。フレームには、リンク レイヤ ヘッダーが含まれ、その後にパケットが続きます。
RSTP Rapid Spanning Tree Protocol (高速スパニング ツリー プロトコル、IEEE 802.1D-2004) - RSTP は、1998 年にスパニング ツリー プロトコルの改良版として定義されたものです。トポロジ変更後のスパニング ツリーの収束が速くなっています。

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