2024年版SonicWallサイバー脅威レポート中間アップデート

2024年版SonicWallサイバー脅威レポート中間アップデートでは、本年上半期のサイバー犯罪者の活動に着目し、顧客のネットワークを防御する方法について実用的なインサイトを提供しています。2024年の上半期では、すでに、マルウェア、IoTマルウェア、暗号化された脅威に増加が見られ、サイバー犯罪活動がエスカレートしていることがうかがえます。

2024年版SonicWallサイバー脅威レポート中間アップデート

中間のサイバー脅威レポート中間アップデートではどのようなトレンドが取り上げられているのでしょうか?

2024年の上半期には、サイバー犯罪者が文字通り、残業をしていることが分かっています。当社の遠隔測定データによると、業務時間880時間のうち、クリティカルな攻撃を受けていた時間は1,104時間にのぼりました。つまり、サイバー犯罪者の活動が平均的な従業員よりも20%も多く記録されているということになります。しかし、SonicWallは、組織が何に直面しており、それにどのように対処すべきかを知ることができるよう、時間をかけてこのレポートを準備しています。

その他の脅威トレンド

ビジネスメール詐欺(BEC)

平均で、ランサムウェアのイベント1件に対して10件のBECイベントが報告されているほか、BECイベントの70%にさまざまなソーシャルエンジニアリングが関係しています。

IoTマルウェア

IoT(モノのインターネット)マルウェアは107%の急増となりました。攻撃対象となったデバイスが攻撃を受けていた時間は平均で52.8時間にのぼります。

クラウド攻撃

当社のマネージドサービスチームの顧客からのアラートの83%はクラウドアプリや侵害を受けた認証情報に関連するものです。