新開発の高パフォーマンスのNSspファイアウォール、純クラウド管理、およびオンプレミスの脅威分析により、ハイエンド企業市場を一変させ、新しいビジネス様式にコスト効率の高いセキュリティを実現
カリフォルニア州ミルピタス — 2020年8月11日 — 新たに分散した企業、政府機関、MSSPでは、大規模なネットワークや遠隔地の従業員や職員に対し、致命的で急を要す脅威から保護しなければならないという問題に絶えず直面しています。その一方で、国境を超えてさまざまな異なる規制を遵守する必要もあります。
SonicWallは、このほど、高度なセキュリティ環境向けに画期的な経済性を提供することにより、新たに拡大した分散型企業、政府、MSSPを対象として、将来にわたって利用可能なセキュリティを導入し拡張するための新たな対策を発表しました。SonicWallの新しいセキュリティ・エクスペリエンスは、直感的で判別しやすいユーザーインタフェースにより、ネットワークセキュリティ制御とネットワーク全体の可視性を合理化します。
このSonicWall Boundless Cybersecurityの進化形には、新型ハイパフォーマンスNSsp 15700ファイアウォール、新型マルチギガビットTZ570およびTZ670ファイアウォール、Real-Time Deep Memory Inspection™ (RTDMI) によるオンプレミスサンドボックス用の新型CSa 1000、さらには新型NSv仮想ファイアウォールの各オプション、拡張可能な純クラウドセキュリティ管理システムをラインナップしています。
SonicWallの社長兼CEOであるビル・コナー (Bill Conner) は次のように述べています。「各企業や組織は、新しいビジネス様式の通常業務に必要となる大規模な環境の拡大に伴って今までにない課題に直面しており、組織内のオペレーションとセキュリティを再検討しているところです」「その場合、新しく拡張されたネットワークを迅速かつ徹底的に保護することが最優先課題となっています。企業や組織は、COVIDに関連する脅威を分散ネットワークに対して悪用しようとする攻撃者の標的になりつつあります。こうした分散ネットワークは、モバイルおよびリモート環境にある作業者に対応できるよう事実上一夜漬けで急きょ再構築されています」
Capture Cloud Platformの全拡張には、以下が含まれています。
「いまこそ、このような企業や組織が、コンプライアンス要件を遵守しながら、スピード、利便性、信頼性を犠牲にすることなく、自らの組織を守るための権限、保護、制御などの機能を保ちながら、適切な防御を行えるようにする必要があります。」とコナー氏は述べています。
拡張された分散型企業や政府機関を保護する
SonicWallは、セキュリティの複雑性を単純化するという長年の取り組みに基づいて、大規模な分散型企業、政府機関、MSSPにおいても同様に簡便性とパワーを拡張し、柔軟で簡単に実装することができるアプローチを提供し、エクスペリエンスの簡素化を図ります。
SonicOS 7.0およびNetwork Security Manager(NSM) 2.0は、全く新しいユーザーインターフェースを通じて、可視性、管理、制御などを可能とします。その最新のユーザー操作性はスマートな機能から構成されています。たとえば、インテリジェントなデバイスダッシュボード、再デザインされたトポロジ、SonicExpressモバイルアプリサポート、シンプルなポリシーの作成/管理など。
NSMは、純粋なクラウド管理プラットフォームとして一から再構築されており、大規模な分散型企業におけるスピード、スケーラビリティ、信頼性を実現しています。大企業や政府機関は、信頼性と拡張性に優れたクラウドネイティブなセキュリティ管理ソリューションを通じて、ファイアウォール、管理スイッチ、無線アクセスポイントなど、数万台ものネットワークセキュリティデバイスの最適化、制御、監視、さらには管理を進めることが可能となります。
Thinkssのシニアセキュリティエンジニアであるプラブホッド T.R (Prabhod T.R) 氏は次のように述べています。「SonicWallの製品は常に非常に優れた性能を発揮していますが、今回のSonicOS 7.0と第7世代のアプライアンスの組み合わせは大きな進歩といえるでしょう」「同社では、長年携わってきた従来型のUI/UXから脱却し、SonicOS 7.0を搭載した端末の外観やフィーリングを一新し、エンタープライズ市場での競争に果敢に挑んでいます」
保護を強化するとともに、セキュリティ投資の収益率を向上
グローバル規模の開発や部門拡大は、大企業や政府機関においても同様のニーズを生み出しています。すなわち、こうした組織では、厳しい予算枠を遵守しつつ、より迅速に拡大を図り、十分な保護とともに、急速に成長を遂げるネットワークを制御し管理する必要に迫られています。
「もし新しいネットワークセキュリティベンダーを検討すべきという意見を疑問視するのであれば、自らの企業が直面している日々の課題を思い起こす必要があります。つまり、10社以上のベンダーが提供している高価なエンタープライズグレードソリューションを用いた複雑な環境についてよく考えてみるべきです」と、Omdia Cybersecurityのチーフアナリスト、ジェフ・ウィルソン (Jeff Wilson) 氏と述べています。「多くの場合、こうした環境下では、ネットワークセキュリティ上の問題を解決することができず、企業内ではスタッフ不足、スキルギャップ、予算縮小に直面しています。そこで、SonicWallは、サイバーセキュリティのスタッフや専門知識が不足しており、十分な予算が組めない企業を対象として、強力なセキュリティ機能をメインにしたソリューションを構築しているのです」
機能強化型のSonicOSX 7.0は、分散を進める企業や政府組織のニーズに対応するべく、複雑なポリシー、監査、管理制御などを簡素化できるよう設計されています。新しいSonicWall OSでは1つのコードベースで構築されているため、管理者はすべての製品を学習することができます。直感的なUI/UXにより、操作性が向上し、トレーニングの回数が減り、導入時間が短縮されます。
オープンで拡張性に優れ、クラウドネイティブなNetwork Security Manager 2.0は、一般企業、政府機関、サービスプロバイダでの運用の機敏性と効率性を最適化します。このサービスはまた、管理対象デバイスのセキュリティイベントを視覚化することで、リスクを低減します。IT部門においては、変更の確認とフィードバックを速やかに取得し、単一またはグループの変更をロールバックし、変更履歴をすべて含めた完全な監査証跡を作成することができます。
企業や組織は、オンサイト要員の利用数を制限することにより、さらにコストを削減できます。強化されたゼロタッチプロビジョニングおよび構成テンプレートを用いて、数千ものファイアウォール、接続スイッチ、ワイヤレスアクセスポイントなどを展開することにより、出張設置の工数を排除します。外出先では、管理者が新しいSonicExpressモバイルアプリから、ファイアウォールの登録、セットアップ、設定、監視など、ごく一般的な管理タスクを実行することができます。
将来を見据えた大規模ネットワーク、ブランチセキュリティ
このたび発売したSonicWall NSsp 15700ファイヤーウォールは、複数の100/40/10 GbEインターフェイスとコンピュータ・クラスタの様な処理能力を備えており、一般企業、政府、データセンター、サービスプロバイダ等において、リソース利用率や接続要件が増加するなかで接続デバイスとユーザーを増やすための投資に活用していただけます。
「SonicWallがこの度新発売するエンタープライズプラットフォームは、エンタープライズグレードのテクノロジーに、中小企業が直面する課題に対応するために蓄積してきたさまざまなノウハウを組み合わせたものといえます」とウイルソン氏は語っています。
SonicWall NSsp 15700ファイアウォールシリーズは、最も要求の厳しいネットワークに対する脅威を高速分析できるように最適化されています。NSsp 15700は革新的なマルチインスタンス機能を発揮し、数百万もの接続を保護することができます。
ハイエンド型NSsp 15700ファイアウォールと最新型NSv 270、470および870仮想ファイアウォールサービスには、いずれも一体型TLS 1.3サポートが完備されます。これにより、複雑性を回避しながらパフォーマンスとセキュリティが向上します。物理および仮想ファイアウォールのTLS 1.3サポートにより、将来にわたって使用できる環境にて、最新の暗号化標準をサポートすることが可能です。
新しいSonicWall TZ570および670は、一体型ゼロタッチ機能を搭載しており、拠点接続とセキュリティをわずか数分で導入します。新発売のTZシリーズは、5GとセキュアSDブランチとも対応します。
オンプレミス脅威保護の導入により、データ管理を強化
企業や組織において、可視性を高め、データ制御を維持しながら、現在の新しいビジネス様式で継続的に発生する既知および未知のサイバー攻撃を識別して阻止したいとのニーズに答えるべく、RTDMI技術によるマルチエンジンSonicWall Capture Advanced Threat Protection (ATP) サンドボックスサービスが、新しいCSa 1000としてオンプレ型のアプライアンスとして利用可能となりました。
特許出願中のReal-Time Deep Memory Inspection (RTDMI) により、オンプレミスのCSa 1000とクラウドベースのCapture ATPはいずれも、TLS 1.3で暗号化された攻撃であっても、ネットワークにつながったSonicWallファイアウォールから転送を受け、毎日何千もの捕獲困難となる未検出のマルウェアサンプルを検知し、停止することが可能となります。
RTDMIは、Meltdown、Spectre、Foreshadow、PortSmash、Spoiler、MDS、TPM-Failなどのサイドチャネル攻撃を実行するコードに対して、ネットワークベースの保護が可能となる数少ない技術のひとつです。
製品の詳細については次をご覧ください。
SonicWallについて
SonicWallは、Boundless Cybersecurityを提供することにより、誰もがリモート/モバイルで危険にさらされながら仕事をするという超分散化時代のビジネスの現実に対処します。SonicWallはシームレスな防御を提供し、非常に巧妙なサイバー攻撃を阻止します。これによって、無限に存在する脆弱性ポイントすべてを保護し、リモート勤務やモバイル化、クラウド利用を活発に進める人員を守り、ひいてはビジネスのニューノーマルに対応すべくモバイル化を進める組織のセキュリティを確保します。未知の領域を探求し、リアルタイムの可視性を提供しながら経済の大躍進を実現しているSonicWallは、サイバーセキュリティ業務上の課題を解決して世界中の企業や政府、SMBをサポートします。詳細については、www.sonicwall.comをご覧いただくか、Twitter、LinkedIn、Facebook、Instagramで当社をフォローしてください。