第7世代TZ/NSaシリーズと旧世代TZ/SOHO/NSa製品との違い
03/14/2023 12 People found this article helpful 447,452 Views
Description
本KBでは、第7世代(Gen7) TZ/NSaシリーズにおいて旧世代のTZ/SOHO/NSa製品から変更となった部分を主に説明します。
第7世代TZシリーズの詳細は、以下の資料を参照ください。
SonicWall TZ670/TZ570W クイックスタートガイド(日本語)
SonicWall TZ Series (Gen7) Datasheet(英語)
SonicWall TZシリーズ (Gen 6) データシート(日本語)
2021年4月時点で以下の資料も閲覧可能です。
TZ270W/TZ370W/TZ470W クイック スタート ガイド(日本語)
2021年6月時点で以下の資料が公開されました。
NSa 2700 クイック スタート ガイド(日本語)
Resolution
第7世代 (Gen7) TZ/NSaシリーズの主な特徴
製品モデル: 第7世代 (Gen7) TZシリーズは2021年1月時点で以下のモデルが販売されています。
- TZ570W - TZ500Wの後継モデルとなります。
- TZ670 - TZ600の後継モデルとなります。
また、2021年4月時点で以下のモデルも追加販売となっています。
- TZ470W: TZ400Wの後継モデルとなります。
- TZ370W: TZ350Wの後継モデルとなります。
- TZ270W: SOHO250Wの後継モデルとなります。
2021年6月時点でNSa2700の情報が追加されました。
- NSa2700: NSa2650 の後継モデルとなります。
製品のサイズ:TZ570WとTZ670、TZ470Wから270Wのサイズは同一です。TZ製品を19インチラックに搭載するためのRack Mountキットも、TZ570WとTZ600、TZ470Wから270Wでそれぞれ同一の製品を使用可能です。
SonicOSバージョン:第7世代TZシリーズで稼働するSonicOS バージョンは、TZ670/570WはSonicOS 7.0.0-R416-j769、TZ470W/370W/270WおよびNSa2700はSonicOS 7.0.0-R906-j1039 がそれぞれ工場出荷時バージョンとなります。SonicOSバージョン7は第7世代のTZ製品、NSa製品、NSsp製品(予定)でのみ動作し、旧世代(Gen6、Gen6.5以前)製品では動作しません。
外観
TZ570WとTZ670の外観の違い
フロントパネル(7)-WLAN LED: TZ570Wのみ。TZ670にはありません。
フロントパネル(11) - X8, X9 のLEDおよび背面パネル(10) - X8, X9 SFP+ポート: TZ570Wは5Gbpsおよび2.5Gbps、1Gbpsにのみ対応。TZ670は5Gbps、2.5Gbps、1Gbpsに加え10Gbpsにも対応。
TZ470W/370W/470Wの外観の違い
フロントパネル(11) - X8, X9 のLEDおよび背面パネル(9) - X8, X9 SFP+ポート: TZ470WのみSFP/SFP+ポートおよびそのLEDを備えています。
旧世代との主な違い
LANポート(X0〜X7): 第7世代TZ/NSa 製品では、1Gbpsポートとなっています。
コンソールポート: TZ670/570Wでは、従来のRJ45のコンソールポートの直下にMicro USBのポートが追加されています。従来通り、RJ45のコンソールポートに接続する際は、同梱の専用コンソールケーブルを使用してください。Micro USBポートを使用する場合、市販のUSB Type-A-> Micro USBのケーブルを使用してください。Micro USBのケーブルはSonicWallでも販売していますが、市販のケーブルと違いはありませんので、安価な市販のケーブルを推奨します。Windows 10バージョン1909以降、MacOS、最近の各Linuxディストリビューションでは、特別なドライバーなしで、Micro USB ケーブルで通常のターミナルアプリケーションを使用しコンソール接続が可能です。通信条件は、RJ45のコーソルポート同様で、ボーレートを115200bpsに設定してください。
TZ470W/370W/270W/NSa2700は従来のRJ45のコンソールポートのみです。
ACアダプター: 60W AC 100 ~ 240V - DC 12V 電源アダプ タが一個付属します。第7世代TZシリーズ(TZ670/570Wのみ)からは、別途もう一個ACアダプター(SKU:02-SSC-3078)を購入し電源の冗長化を行うことが可能です。NSaでは内蔵電源ですが、TZ670/570と同じACアダプターを内蔵する形となります。冗長化電源(背面(2))を使用する場合、同じACアダプターを購入してください。
アース用ネジ(TZ全モデルの背面(1)): アース接続が可能です。
セキュリティLED(フロント(5)): 緑点灯 = すべてのセキュ リテ ィ サービスが購入済、黄の点灯=セキュリティサービスが45日以内に失効する。 黄の点滅 = セキュリティサービスのラ イセンスが期限切れもしくは未購読、消灯=機器登録がされていない。対象セキュリティサービス-ゲートウェイアンチウィルス、侵入防御、 アンチスパイウェア
USB3.0ポート (フロント(1および2)): 従来より2ポート存在しましたが、第7世代TZ製品では、上(1)がU0ポート(USB4G通信モジュール用。日本では未対応。)、下(2)がTZ装置の設定、復旧、イメージ最作成用のポートとして使用します。このポートにスマートフォン(iPhone、Android)を接続しSonicExpressアプリを使用して機器の初期設定などが可能です。
Wifiのアンテナ: 旧世代のWireless内蔵TZ製品が、WiFiアンテナ3本だったのに対して、第7世代のWireless内蔵モデルではアンテナが2本になっています。
ライセンス: 旧世代のComprehensive Gateway Security Suite(CGSS)/Advanced Gateway Security Suite(AGSS)に替わって、第7世代のバンドルライセンスは、 Essential Protection Service Suite と Advanced Protection Service Suite の2種類が用意されています。
Essential Protection Service Suite(EPSS): ほぼAGSSと同じ内容で、Gateway Security Service、Contents Filtering、Comprehensive Antispam Service(AGSSには含まれません。)、Capture Advanced Threat Protection、サポートサービス(日本では8x5サポート)が含まれます。
Advanced Protection Service Suite(APSS): Essential Protection Service Suite に加え、NSM Essential(NSM Management and 7-Day Reporting) のライセンスが含まれます。
2021年4月時点で、さらに、TZ270W〜TZ470Wについては、Threat Protection Service Suiteも用意しています。
Threat Protection Service Suite(TPSS): CGSSと同様の内容で、Gateway Anti-Virus, Anti-Spyware, Intrusion Prevention, Application Firewall Service, Content Filtering Premium Services および8x5 Supportが含まれます。
内蔵無線LAN機能: 802.11AC WAVE2をサポートしています。また、SonicOS 7では、WPA3にも対応しました。
ストレージ: 第7世代TZ製品の底面にはB&M key形状のM2インターフェースストレージの拡張スロット(サイズ: 2242)が一つついており、最大256GBのストレージをサポートします。通信規格は不明です。また、TZ670では32GBのストレージが標準で装着されており、換装することにより最大256GBまで拡張可能です。NSa2700では、64GBのストレージを標準搭載しています。また、これとは別に第7世代TZ製品、NSA2700/3700では、1GBから8GBのeMMCストレージを内蔵しています。内蔵ストレージの換装はできません。また、内蔵ストレージはログの保管はできません。システムで使用する領域になります。
CAUTION: SonicWallはセキュリティ上の理由によりサードパーティ製品のM.2 SSDの使用をサポートしません。
NOTE: TZ270WからTZ570Wの場合、M.2 SSDを追加で増設する場合、同梱されている銀色の偽装防止シールを貼り付けてください。TZ670、NSa2700の標準装備のM.2 SSDを換装する場合、すでに貼ってある偽装防止シールを剥がし、同梱されている新しい偽装防止シールを貼り付けてください。
Related Articles
Categories