- 使いやすいWi-Fiクラウド管理およびモバイルアプリ、サイトサーベイツール:ブラウザーの単一画面(シングルペインオブグラス)からの新しい高速ワイヤレスアクセスポイントのプランニングおよび実装、管理などの管理者業務をサポート
- 新しいファイアウォールシリーズ:総所有コストを低く抑えながらパフォーマンスを高め、分散したリモート拠点を保護
- 新しいアプリケーションセキュリティ:コストや従業員の生産性に影響を及ぼすことなくクラウドへの移行をサポートし、ビジネスに不可欠なクラウドアプリケーションを保護
- 高度なエンドポイント検知・対応(EDR)機能:エンドポイントの健全性を能動的に管理
カリフォルニア州ミルピタス — 2019年2月27日 — SonicWallは本日、新しいプラットフォーム製品群および機能強化を発表しました。これらは、ワイヤレスネットワークやクラウドアプリ、エンドポイントに対する標的型攻撃から中小企業や分散型企業を保護するものです。SonicWallがこのたび発表したのは、セキュリティとネットワーキング、パフォーマンスを同時にカバーする新たなファイアウォール製品ライン。そして、グローバルなワイヤレスネットワークの実装を容易にする、クラウド管理の新しいWi-Fiアクセスポイントおよびワイヤレスプランニングツールです。
これらの製品群は、高度なエンドポイント検知・対応(EDR)機能を提供するほか、Office 365やG Suite、Box、Dropboxなどのクラウドアプリケーションに対するリアルタイム保護を提供します。
「サイバー犯罪者らは、織物のように構築されたセキュリティに意図せず生じた隙につけ込みます」と、SonicWallの社長兼CEOであるビル・コナーは言います。「SonicWallの最大の使命は、セキュリティに対する姿勢を強化し、高まる脆弱性から効果的に身を守れるよう、皆様の制御能力を向上させることです。当社はプラットフォームの進化および拡張、統合を通じて実績あるセキュリティソリューションを提供し続け、皆様の組織における可視性の向上やプロセスの効率化、コスト効率の向上をサポートします」。
ワイヤレスネットワーク拡張のシームレスなプランニングと、セキュリティの確保
中小企業や分散型企業におけるワイヤレスのセキュリティとパフォーマンス向上を目指し、SonicWallは、クラウドベースの広範な実装・管理ソリューションを新たに提供します。
SonicWall WiFi Cloud ManagerおよびSonicWiFiモバイルアプリは、ネットワークの規模や場所を問わずその全域で、ワイヤレスアクセスおよび制御、トラブルシューティング機能を簡便化します。これには、クラウドベースのCapture Security Centerによるシングルサインオン(SSO)アクセスが活用されており、適切なセキュリティ対策の徹底に役立ちます。
従業員がセキュアかつ高性能なワイヤレス接続を享受できるよう十分な対策を講じるとなると、新しいワイヤレスハードウェアのプロビジョニングには大概多くの時間がかかります。その点、SonicWall WiFi Cloud ManagerをSonicWallゼロタッチデプロイおよびワイヤレスメッシュネットワーキングと組み合わせれば、ワイヤレスの拡張はわずか数分で完了します。Capture Security CenterではSonicWall WiFi Plannerのサーベイ機能も活用できるため、セキュアなワイヤレスネットワークを設計・実装すると同時に、ユーザーの利便性の向上や労働生産性の確保を実現できます。
また、新しいSonicWaveアクセスポイントをSonicWallファイアウォールと組み合わせることで、高速な802.11ac Wave 2ワイヤレスアクセスと、暗号化/非暗号化トラフィックのディープパケットインスペクション(DPI)が可能となります。これらの新しいアクセスポイントはSonicWallファイアウォールなしでも安全に実装可能で、Capture Advanced Threat Protection(ATP)サンドボックスサービスやSonicWall Content Filtering Serviceを含む統合型セキュリティサービスを提供します。
コストパフォーマンス重視の新しいファイアウォールで、セキュリティとネットワーキング、パフォーマンスを同時にカバー
セキュリティや接続性、パフォーマンス関連の懸念を抱えるITマネージャーの皆様は、形状的に小さい機器を用い予算内でそれらを解決するソリューションをお求めでしょう。
SonicWallの新しいSOHO 250およびTZ350シリーズのファイアウォールは、総所有コストの低い統合セキュリティソリューションを提供します。SOHO 250およびTZ350は、リモートオフィスを抱えた中小企業や分散型企業向けに設計されており、必要不可欠なネットワーキング機能と業界が認める有効性の高いセキュリティを統合し、データやコネクテッドデバイス(IoTなど)を保護します。
この新しいファイアウォール製品群は、高速な脅威防止機能とソフトウェア定義による広域ネットワーク(SD-WAN)技術を活用しています。また、広範なネットワーキングおよびワイヤレス機能を備えており、実装が簡単で集中管理も可能です。
SonicWall Secure SD-WANを活用すれば、高価なMPLS技術の代わりに比較的安価なインターネットアクセスを活用し、コストを削減できます。SOHO 250およびTZ350ファイアウォールの導入は、クラウドベースのSonicWall Capture Security Centerの主要コンポーネントであるSonicWallゼロタッチデプロイを活用することで大幅に簡便化できます。
ビジネスに不可欠なクラウドアプリケーションとその移行プロセスを保護
クラウドアプリケーションは組織の生産および営業、コミュニケーションに不可欠であり、それだけに各種攻撃の標的になるケースも増えています。認証情報流出やクラウドデータ損失に起因するアカウントの乗っ取り、新種のマルウェアや標的型フィッシング攻撃を阻止するため、SonicWall Cloud App Security 2.0はリアルタイム保護を提供し、Microsoft Office 365、G Suite、Box、Dropboxといったビジネスに不可欠なSaaSアプリを保護します。
「クラウドへの移行やSaaSアプリケーションの導入の際、組織が保有する機密データは共有インフラストラクチャへと移動され、それまでの境界は消滅します」。そう語るのは、IHS Markit、サイバーセキュリティテクノロジー部門シニアリサーチディレクターのジェフ・ウィルソン氏です。「ネットワーク内部とクラウドの両方に対し、管理者が完全な可視性とアクセス制御を確保する必要があります。そのうえで適切なセキュリティ管理を行い、リスクとコンプライアンスを考慮したポリシーに基いて強力な脅威対策およびデータ損失防止策を展開しなければなりません。組織に今必要なのは、実装が簡単できめ細かい制御が可能、かつユーザーの利便性に影響を及ぼさないCloud Access Security Broker(CASB)ソリューションです」。
SonicWall Cloud App Security 2.0は、特許申請中のリアルタイムディープメモリーインスペクション(RTDMI™)テクノロジーを採用したCapture ATPサンドボックスサービスとの統合により、悪質なマルウェアや、SaaSソリューション(OneDrive、SharePointなど)内に保存された悪意のあるファイルを特定し、その影響を緩和します。新しい機能は、セキュリティ侵害をリアルタイムで自動的に検知・防止するSonicWall製品の機能を、管理者が認めたSaaS環境へと拡張するものです。これらを活用してユーザーとクラウドの間やクラウド間のトラフィックを監視し、未承認のクラウドアプリケーションを特定することができます。
電子メールを通じた攻撃は最も脅威となりやすいため、クラウドメール(Office 365のExchange Onlineや、G SuiteのGmailなど)に移行する際は、セキュリティ管理もこれに合わせて見直す必要があります。Cloud App Security 2.0は、高度な標的型フィッシング攻撃に対抗すべく、機械学習を活用したフィッシング対策機能を搭載しています。この機能は、悪意のあるメールをクラウド型のメールプラットフォームが見逃した場合に、これを捕捉するよう訓練されています。
高度なエンドポイント検知・対応で管理者の制御能力を向上
高度な脅威に対する応答時間や可視性、管理者の状況把握力を向上させるSonicWall Capture Client 2.0なら、先進的エンドポイント検知・対応(EDR)機能を活用して、エンドポイントの健全性を能動的に管理できます。
管理者は攻撃元と標的を追跡し、必要に応じて削除または隔離を行い、感染が確認された場合はエンドポイントを元の正常な状態にロールバックできます。
外部USBデバイスは、ネットワークセキュリティに深刻な脅威をもたらし、脆弱なエンドポイントにマルウェアやランサムウェア、ウイルスなどを侵入させてしまう可能性があります。SonicWall Capture Clientが新たに搭載したデバイス制御機能は、未知のデバイスや不審なデバイスをロックアウトすることにより、攻撃領域を縮小します。
セキュリティポリシーも簡単に作成でき、プリンターやリムーバブル記憶域などクリーンなデバイスをホワイトリストに登録して、脅威の範囲を狭めることができます。旧来のアンチウイルス(AV)ソリューションとは異なり、マルウェアの影響緩和やエンドポイントのクリーニングの際、フォレンジック分析や再イメージ化のためにシステムをオフラインにする必要はありません。
堅固なサイバーセキュリティによる防御策を講じるにあたっては、従業員の行動が困難をもたらす可能性があります。Capture Clientは、SonicWall Content Filtering Service機能を使用して、何百万もの悪意のある既知のドメインおよびIPアドレス、ボットネットへのアクセスをブロックし、従業員のミスや好奇心に起因する感染を防ぎます。
SonicWallについて
SonicWallは27年以上にわたってサイバー犯罪と戦い、世界中の中小企業や各種事業組織、政府機関を守り続けています。受賞歴のある当社のリアルタイム侵害検出・防止ソリューションは、SonicWall Capture Labsの研究によってその効果が裏付けられています。このソリューション群は、実に215以上の国と地域で、100万以上のネットワークとその中の電子メールやアプリケーション、データを保護しています。これによって多くの組織がより効果的に稼働し、セキュリティ上の懸念を軽減しているのです。詳細にご興味をお持ちの方は、www.sonicwall.comをご覧いただくか、Twitter, LinkedIn, Facebook, Instagramで当社をフォローしてください。