セキュリティに関する重要なお知らせ: SMA 1000 シリーズ 未認証のアクセスコントロールのバイパス

First Published:05/17/2022 Last Updated:05/17/2022

SonicWall Product Security & Incident Response Team(PSIRT)は、Secure Mobile Access(SMA)1000シリーズ製品(以下の製品リストおよび影響を受けるファームウェアバージョンを参照)に影響を及ぼす以下の脆弱性を確認し、パッチを適用しました。

  1. 未認証のアクセス制御のバイパス
  2. ハードコードされた共有暗号鍵の使用
  3. 信頼できないサイトへのURLリダイレクト(オープンリダイレクト)

重要:これらの脆弱性が悪用されているという証拠はありません。

各脆弱性の詳細は、PSIRT Advisory SNWLID-2022-0009(英語)に記載されています。

概要

  • 影響を受ける製品 SMA: 1000 シリーズ (6200, 6210, 7200, 7210, 8200v)
  • 影響を受けるバージョン: 12.4.0 および 12.4.1 (ホットフィックスを含む)
  • 修正されたバージョン: 12.4.1-02994
  • 注意事項: 以下の製品への影響はありません。
    • 12.4.0より前のバージョンを実行しているSMA 1000シリーズ
    • SMA 100シリーズ
    • CMS
    • リモートアクセスクライアント

SMA 1000シリーズをご利用のお客様は、最新のパッチにアップグレードし、以下のガイダンスに従うことを強く推奨します。


影響

  1. 未認証のアクセスコントロールのバイパス
    攻撃者は、認証されていない状態から接続を細工して、内部リソースにアクセスできるようになる可能性があります。
  2. ハードコードされた暗号鍵の使用
    ハードコードされた暗号鍵の使用により、攻撃者が暗号化された認証情報を取得する可能性があります。
  3. 信頼できないサイトへのURLリダイレクト(オープンリダイレクト)
    攻撃者がユーザーを信頼できないサイトへリダイレクトさせる可能性があります。


一時的な緩和策

一時的な緩和策はありません。SonicWall は、影響を受けるお客様に対して、該当するパッチをできるだけ早く適用するよう促しています。


解決方法

影響を受けるプラットフォーム SMA 1000 シリーズ

SMA 6200, 6210, 7200, 7210, 8000v (ESX, KVM, Hyper-V, AWS, Azure)


CVSS Score影響のあるファームウェア修正ファームウェアCVE ID

未認証のアクセスコントロールのバイパス

8.2 (高)

12.4.0

12.4.1

12.4.1-02994

CVE-2022-22282

ハードコードされた暗号鍵の使用

5.7 (中)

12.4.0

12.4.1

12.4.1-02994

CVE-2022-1701

信頼できないサイトへのURLリダイレクト(オープンリダイレクト)

6.1 (中)

12.4.0

12.4.1

12.4.1-02994

CVE-2022-1702


追加の情報(英語)